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Aaliyah: 8 yrs since the world lost the angel

アリーヤの死から、もう8年。
彼女の命日である8月25日(US)に、彼女へのトリビュート作品が発表されました。

aaliyah revisited aaliyah revisited

『Aaliyah Revisited』
 
01. If Your Girl Only Knew (Syberized) - Sy Smith
02. Are You That Somebody - Tawiah
03. I Care 4 U - Jesse Boykins III
04. It's Whatever - Black Einstein feat. Baby Sol
05. A Million Preludes - Marsha Ambrosius
06. One In A Million - Jonas
07. Rock The Boat - Vula
08. 4 Page Letter - Afta-1 feat. Nikko Gray


英国のSoulCultureプレゼンツで、なんとデジタル・フリー配信(320kbps!)。
こちらからダウンロードできます。

Jesse Boykins III - I Care 4 U (Snippet)

aaliyah revisited

各曲みていきましょう。

(1)If Your Girl Only Knew (Syberized) - Sy Smith

 いまやDCを代表する女性シンガー、サイ・スミス。
 インディペンデントでの活動ながら、数々の客演依頼が殺到、昨年発表した名作『Conflict』からは、リリースから1年以上経過するにもかかわらずつい最近、新たなミュージック・ヴィデオ(“B-Side Love Affair”)が公開されるなど、その人気ぶりはアンダーグラウンドだけでは留まりません。僕の大フェイヴァリット・ミュージシャンでもあります。
 本作ではオープニングを飾り、あの“If Your Girl Only Knew”のカヴァーに挑戦。syberizedと銘打ってあるように、サイらしいスペイシーなアレンジが加えられっていうかこのトラック、ポーティスヘッド“Sour Times”じゃないすかこれ! 原曲を尊重しつつ自らの色を足した素晴らしいリメイクに。早速ですが本作の白眉です(笑)。後半に聞かれるハイトーンも、ここまでサイ作品ではあまり表に出てこなかったと思いますが、見事なパフォーマンス。プロデューサーとシンガー、両方の才能が存分に発揮されたカヴァーとなりました。大絶賛(笑)。


(2)Are You That Somebody - Tawiah

 昨年、デビューEP『In Jodi's Bedroom』を発表し、尖ったクラブ寄りのサウンドで注目を集めたUKの新鋭トーイア。
 彼女が挑むのは本格的に故スタティックがアリーヤ作品に参加するきっかけの1曲ともいえる、“Are You That Somebody”。ややロック寄りに聞かせるアプローチ。この曲でロック方面というと、USのインディ・ロック・バンド=ゴシップ(The Gossip)によるカヴァーが真っ先に浮かぶわけですが、そのゴシップ版、レコーディング音源こそ微妙だったものの、YouTube等で観るかぎりライヴでのカヴァーはなかなか面白い仕上がり。そのゴシップ版を意識したかは定かではありませんが、似たような雰囲気。
 ちなみに、somebodyの発音がサム“ボ”ディだったりなのは英国女性らしいですね。


(3)I Care 4 U - Jesse Boykins III

 こちらも昨年、EP『Dopamine: My Life On My Back』、そしてデビュー作『Beauty Created』を発表したシカゴ生まれ、現NYの新星ジェシ・ボイキンズ3世。ビラル(・オリバー。念のため)と同じ学校で交流があり、エリック・ロバーソンやラヒーム・ディヴォーンらDC組と近い、スペイシーな独特のソウル表現で話題を集めました。
 彼がカヴァーする“I Care 4 U”は元々、アリーヤの2nd『One In A Million』期に制作されたもので、実際の収録は遺作『Aaliyah』に。ミッシー×ティンバのメロウなバラッド。これをまさしくボイキンズ・ワールドへと導いた、(1)のサイ以上に自分色の強いリメイクになっています。ファルセット混じりでたゆたうヴォーカルが心地よい逸品。やはり彼の才能はホンモノだと改めて感じた次第であります。


(4)It's Whatever - Black Einstein feat. Baby Sol

 ブラック・アインシュタイン?? と思ったら、どうやらコリン・エマニュエル(C-Swing)の別名らしい。けっこう前から使っている名前のようですが、エリック・ロバーソンの新作『Music Fan First』でも普通に本名だったような。ええけども。コリン・エマニュエルはUKのプロデューサーで、テリ・ウォーカー、ネイト・ジェイムズ、ビヴァリー・ナイトらを手がけています。05年に旗艦作『D'Illusions Of Grandeur』も発表済。して、歌い手のベイビー・ソルなる女性シンガーも発耳だったわけですが、この人のよう。けっこう可愛い声してプロフィールの1文目が重いです。キツいっす。 
 ここで取り上げられた“It's Whatever”は、ほぼシングル曲がセレクトされている本作で、唯一のアルバム・カット(“I Care 4 U”はシングル曲ではないが、逝去後に発表された作品集のタイトルにも使われたのでシングル並の知名度があろう)。遺作『Aaliyah』収録の、とんでもなく美しいスロウです。個人的に大好きな1曲なので嬉しいかぎり。多少アレンジは加えられていますが、キービーツのトラックを踏まえた原曲尊重型。歌うベイビー・ソルがジャジーなフレージングを用いるので、ネオソウルっぽく響くのが面白いカヴァーになってます。


(5)A Million Preludes - Marsha Ambrosius

 ある意味、本作の目玉でしょう。ソロ作がいつまで経っても出ない(Twitter情報なんてこの際アテになりませんな)、元フロエトリーのマーシャ・アンブロージアスの登場です。普通に考えれば大目玉と紹介して差し支えないわけですが、「ある意味」と断ったのはわけがありまして、これインタールード。えーーーっ。“One In A Million”をアカペラで1分38秒披露します。ていうかコーラスまでちゃんと録音してるんだから普通にカヴァーしてくれればいいのに!というヤキモキを与える迷カヴァーになってしまいました。後半に独自のアレンジ加えてるし。もったいないお化けが出ます。


(6)One In A Million - Jonas

 で、そのマーシャにフラれた気持ちのまま、“One In A Million”カヴァーを引き継ぐのは、デンマークのネオソウラー、ジョナス。2005年発表の『Sweet Dreams Guaranteed』もピノ・パラディーノやらデモンテ・ポージーも参加したネオソウル直球な好盤で「白いエリック・ベネイ」的風情を漂わせてましたが、今年発表の新作『Waitt』がまた良いんだ……!と熱弁したいところですが、流通の悪さでまだ未入手。デンマークから取り寄せると高いんだもん。発売から半年経とうとしてんだからええ加減CD Babyで売ってくんないですかね。Babyのアー写はおもっきり『Waitt』なのに。さてその『Waitt』、英国のナタリー・ウィリアムズが仕切ったあっぱれコンピ『Soul Family Vol. 1』に先行収録された、故リンデン・デイヴィッド・ホールとの共作曲“2 x Love = 1”の出来がバリ良いんですよ……ということでかなり期待できそうな1枚。ちなみにこのコンピ、コナー・リーヴスの大名曲“Something Beautiful”が収録されているというだけでマストです。
 話が長くなった。ミッシーも、自身のベストワークのひとつとして挙げている名曲“One In A Million”です。レゲエ的アプローチで健闘。いや、元の素晴らしさからしたらほんと、大健闘ですよ。オリジナルが良いんだけど(笑)。


(7)Rock The Boat - Vula

 ヴラ嬢といえば、MJ・コール“Wondering Why”でキュートな美声を聞かせてくれたあの女性シンガーfrom UKです。さぞかし可愛い娘だろうなぁ……と思わせといて。というパターンです。コラ! ベイスメント・ジャックスへの客演なんかでも知られる彼女ですが、近年ソロ曲をちらほら発表しているみたいで、先述の『Soul Family Vol. 1』にも当然のごとく参加している期待の新人なわけですが、アルバムが出る気配は感じられないんですよねー。
 その彼女が挑むのは、キービーツによる珠玉のミディアム“Rock The Boat”。このMVの撮影が原因で……という因縁のある、曰く付きの曲でもあります。わりと素直にカヴァーしている……というとよく聞こえますが、そうするとどうしたって故アリーヤのあの素晴らしいヴォーカルと比較してしまうわけで……。もうちょっとガラッと変えてしまってもよかったんじゃなかろうかと余計なことを考えてしまいました。


(8)4 Page Letter - Afta-1 feat. Nikko Gray

  アフタ1は、先述のジェシ・ボイキンズや、チェスター・グレゴリー、ピーター・ハダールといったネオソウル系のアーティストにトラックを提供している気鋭プロデューサー。昨年『Aftathoughts: Vol. 1』というビート集も発表してます。歌っているニコー・グレイはロンドン出身の美人女性シンガー。詳しいことは不明ですが、デイヴィッド・フォスターともつながりがあるようで、期待の新人です。美人だし。
 日光さんが気怠いヴォーカルを聞かせるのは“4 Page Letter”のカヴァー。森の中の怪しげな集会に行く、アレです(MV参照のこと)。さすが気鋭のビート・メイカーだけにヒネリの利いた作り、彼独自のスペイシーなトラックに、“4 Page Letter”の断片的なメロが歌われるアブストラクトな1品。知らないで聞いたら“4 Page Letter”だと気づかないでしょう。後半では同系の曲である“One In A Million”を意識したフレーズが飛び出すあたりに愛を感じるかはあなた次第です(都市伝説)。




Sy Smith - B-Side Love Affair


Sy Smith - Conflict


Tawiah - Watch Out (live at Big Chill Bar, London)


Tawiah - iTunes Live: London Sessions - EP


Jesse Boykins III - SunStar


Jesse Boykins III - The Beauty Created


Nate James - Pretend (prod. by Colin Emmanuel)


D'illusions of Grandeur


Marsha Ambrosius - Butterflies (live at BMI, Hollywood, 2008)



Jonas "Waitt" trailer

Jonas - Sweet Dreams Guaranteed


Vula - If You Want It

Vula - If U Want It - EP


Esthero - Superheroes (Afta-1 Remix)

Afta-1 - Aftathoughts Vol.1
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