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King Prät

Tuomo Japan Tour 2007

現在、Tuomo(トゥオモ)来日ツアー中!
東京、京都、名古屋を終え、僕も本日の日本ツアー・ラストとなる大阪公演をwktkで楽しみにしております。
ので自分への復習的に、トゥオモについて色々と。


Tuomo Prättälä
トゥオモことTuomo Prättälä(トゥオモ・プラター)は、フィンランド出身の1979年4月30日生まれの28歳(うわ、タメだ)。
7才の頃からピアノのレッスンを受け、Sibelius Senior Secondary School of Music、the Helsinki Pop & Jazz Conservatoryと卒業し、the Finnish Theater Academyのサウンド・エンジニアを務めたりしながら、音楽キャリアを進めていきます。

トゥオモは複数のグループで同時並行的に活動していますが、まずはQuintessence(クインテッセンス)。
1999年、ヘルシンキの地下スタジオにてAki Haarala(guitar)をリーダーに、Emma Salokoski(vocal & piano)とJouni Helminen(DJ, program)の3人で結成されたクインテッセンスは、2001年に「White Light」というEPをthe Dorado labelよりリリース。Gilles Petersonなどの耳の早いDJ達の間ですぐに話題となりました。ライヴ活動の中でメンバーが増えていき、Mikko Kaakkuriniemi(drums)、 Heikki Laine(bass)、Verneri Pohjola(trumpet)、そしてトゥオモがkeyboardとvocalとして参加。生音サウンドが重視される形となり、Jouni HelminenことDharmaOneは脱退しました。
Quintessence
6人組となったクインテッセンスは2002年11月にファーストアルバム「Talk Less Listen More」をTexicalli recordsより発表。ソウル、ジャズ、ファンクなどをクールに混ぜ合わせたスカンジナビアン風アシッドジャズ・サウンドは徐々に人気を博し、The Rootsの前座や、フィンランド最大のジャズ・フェスティバルのメイン・ステージを任されるように。
2005年始めにはその勢いを受け、Whatmusic labelから英国でもアルバムがリリースされました。同年、フィンランドではセカンドアルバム「5am」を発表し、高い評価を得ています。
トーク・レス・リッスン・モア 5am
*「Talk Less Listen More」はCD Babyで全曲試聴できます
*iTunesでも購入可能。「Talk Less More Listen」「5am

また、クインテッセンスの別プロジェクトと言えるQ-Continuum(Q・コンティナム)のメンバーでもあります。クインテッセンス全員+αの人間で構成されているメンバーは「q-superheroes」と称されており、それぞれのヒーロー(メンバー)にヒーロー名とスーパー・パワーなんかがあります(笑)。ちなみにOrgan Kaneことトゥオモ(他にもKing Prattとか呼び名はあるみたいですが)のスーパー・パワーはuniversal loveだそうで…。P-FunkならぬQ-Funkを標榜している彼ららしいセンスですね。
Q・コンティナムの正確な開始時期は不明ですが、2003年12月には「Organ Kane presents: the Quintessential Grooves vol. 1」を12インチでリリースしているので、現在のクインテッセンス・メンバーが揃う2002年から、2003年の間といったところでしょうか。
2004年12月にJupiter Recordsから2枚組(!)のアルバム「Quintessential Grooves」を発表。2006年2月にセカンドアルバム「Q-Continuum presents This Is The Marienhof」をリリースしています。
Organ Kane's Quintessential Grooves Q-Continuum presents This Is The Marienhof
*iTunesでも購入可能「Quintessential Grooves」「This Is The Marienhof

さらに彼は、2002年に結成されたフィンランドの4人組ジャズ・バンド、Ilmiliekki Quartet(イルミリエッキ・カルテット)のピアニストでもあります。
TUM Recordsより2003年「March of the Alpha Males」でデビュー。2006年には3年ぶりにセカンドアルバム「Take It With Me」を発表しています。
March of the Alpha Males Take It With Me


こうした活動を経て、トゥオモは2007年に「My Thing」でソロ・デビューを果たすわけです。
マイ・シング
Tuomo - My Thing

ソロ・デビュー・アルバム「My Thing」はフィンランドのナショナル・チャートで8位を獲得、13週連続トップ40入りを果たします。
日本でも"Don't Take It Too Hard"がJ-WaveのTokyo Hot 100 Chartで5位に入るなど、話題になりましたね。

アルバムの曲は2003年から2006年の間に書かれたそうで、どれも他の所属バンドの色とは違うことから、ソロとしてレコーディングし発表することになったのだそう。確かにクインテッセンスやQ・コンティナムよりも「ソウル」に重点を置いているのは明らか。まさしく「My Thing」ってところでしょうか。
とは言うものの、演奏はQ・コンティナムのメンバーが参加。コーラスもエマ・サロコスキーがつけていたり。
日本盤ボーナストラック"Ourselves"("Don't Take It Too Hard"のB面)や"Sorry When I'm Gone"("Superstition"を意識してるでしょこれ)のように、スティーヴィー・ワンダーの影響を感じさせるところもあれば、Maroon 5みたいなポップ・センスが発揮された"So Surreal"や"I Won't Worry"みたいな曲もあります。トゥオモの声は決して黒くなく、どこかアル・クーパーみたいな雰囲気を僕は感じたりしました。
70年代ソウルに強く影響を受けた生楽器での演奏アレンジ、卓越したポップなメロディ。どれも良い曲ばかりです。



フィンランドと言えば、映画「かもめ食堂」とか、エアギター世界選手権大会(笑)とかここ最近話題の国でありますが(ちなみに携帯電話投げ世界選手権大会とかサウナ世界選手権大会とかもある。笑)、音楽的にもスウェーデンやデンマークなどの界隈を含めた北欧ニュージャズ・シーンは近年注目度はぐぐいと上昇中ですし、所謂ニュージャズってクラブジャズ・シーンとかなり近いところにあるわけで、クラブ・ミュージックとしても捉えられます。クラブ・ミュージックと言えばスウェーデンのRasmus Faberなんかは日本でも人気なわけで…

またR&Bなどでは、北欧出身のプロデューサーも活躍していますよね。
Ne-Yoとのコンビでアメリカでも大ブレイクしたStargateはノルウェーのプロデューサー・チームだし、ベテランSoulshock & Karlinは元々はデンマーク。現在は解散していますがCutfather & Joeもデンマーク。で、今Cutfatherと共にKylie Minogue仕事などで気を吐いているニュー・パートナーJonas Jebergもやっぱりデンマーク。
ポップス・フィールドでの活動の多いAnders Bagge & Peer Astromのコンビはスウェーデン。同じくポップス寄りなBloodshy & Avantもスウェーデンですね。Anthony BaggeとJonas Jebergは最近一緒に仕事をしており、日本でもAIの曲やDoubleの曲で名前を見ます。
ちなみにポップスに絞れば、北欧のソングライター/プロデューサー陣を日本のアイドルが起用する例は近年非常に多く、じゃにーずだけに留まらずういんずのアルバムで大量起用されていたり。といってもこういう現象は日本のみならずめりけんのアイドルもやってることだったりするので。面白いですね。

R&B・ソウル志向のアーティストも、スウェーデンのNatalie Gardinerや、フィンランドのNicole Willis(元Repercussions)などなど。前者のようなクロス・オーヴァー系の人が多いんだろうと思いますが、後者のように直球のノーザン・ソウルやファンクをやってる人たちもいます。
カリフォルニア キープ・リーチン・アップ
トゥオモも、ソロの音楽性は後者にあてはまりそうですね。ニコール・ウィリスは、The Soul Investigatorsと組んだ「Keep Reachin' Up」が昨年ナショナル・チャートで4位になったという話ですし、北欧では熱いソウルのマグマが噴出しつつあるようです。
〜他、トゥオモ関連作品〜

Huba
「Huba」
Huba - Huba
Huba(フーバ?と読めばいいのかな)はリード・ヴォーカルを務めるTuomas Kailaを中心にしたバンドで、トゥオモやクインテッセンスの所属するJupiter Records所属。というか、トゥオモやミコ・カクリニエミ、Johanna ForstiなどQ・コンティナムとメンバーが被ってたり…。これも別プロジェクト?
レトロ・ソウルを標榜するだけあって、トゥオモのソロ作と一番近いかも。

ライト・ナウ
「Right Now」
フィンランド出身のJanna(ヤンナ)は、同じくJupiter Recordsのアーティスト。アルバム全曲をトゥオモやアキ・ハーララ、Antti HynninenなどQ・コンティナムのメンバーが手がけています。特にトゥオモは、フィンランドのラジオ・チャートで4週トップを記録した"Take Your Time"を始め、"I Was Wrong"、"Ferris Wheel"と3曲を単独でプロデュースしており、出来も抜群。特にトゥオモとのデュエットである"Ferris Wheel"ヤバいっす。

Kaksi mannerta エマ・サロコスキー
「Kaksi mannerta」
「Emma Salokoski」
クインテッセンス/Q・コンティナムの同士エマの活動にも参加。左はEmma Salokoski Ensembleとしてのアルバムで、このアンサンブル・メンバーにトゥオモも数えられてます。
右は7月に発売された日本企画盤で、ベストアルバムという体裁。左の「Kaksi mannerta」中心の選曲に、"Mas Que Nada"など収録されています。

Belong
「Belong featuring Tuomo」
クインテッセンス創設メンバーのDharmaone(Jouni Helminen)の活動にも参加。これはシングル。


〜映像〜

Tuomo - My Thing (live at Funky Elephant Festival in Helsinki)


Tuomo - Don't Take It too Hard (live at Funky Elephant Festival in Helsinki)


Tuomo - Don't Take It Too Hard (live at Flow 2007)


Tuomo - My Thing (live at YLE extra in Helsinki 2007)


Tuomo - My Thing (live at Funk Awards 2006)


Tuomo - The Spasm (live at Funk Awards 2006)

Q-continuumの曲やってます。


Quintessence - Delirious


Quintessence live part 1 (at Jazz Festival, november 2004)


Quintessence live part 2 (at Jazz Festival, november 2004)


Quintessence live part 3 (at Jazz Festival, november 2004)


Tuomo - Get On Up (James Brown's cover) (live at Pianobar)


Tuomo - All Night Long

Q-continuumの曲。


あーライヴ楽しみ。
そして色々と勉強になった(笑)
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トゥオモ来日公演行ってきましたー! 前夜祭(笑)も含めひとり勝手に盛り上がってましたが、やっぱ良かったですわ〜! あまり体調良くない(ただの寝不足ですが。笑)のにヒジョーにヤバかったライヴだったので妙なテンションでお送りしております。ご了承
Tuomo @ Club Drop, 13th Dec. | でも、それだけのこと。 | 2007/12/14 12:00 AM
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