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Taste the new Rah

来日公演や、SugaRush Beat Companyでの活動が楽しみなRahsaan Patterson
早くも新しい音源「Taste. the ep.」が公開されています。

taste. the ep.
・Rock Ya Baby
・Taste
・Unfair
・See Me

MySpaceで作られた新アカウントの方でフリー・ダウンロードできます終了してました
実験的な匂いがしますね。
この前リリースされた最新作「Wines & Spirits」を更に進化させたような内容です。

但し"Rock Ya Baby"は豪メルボルンのDJ Perilの去年出たアルバム「King of The Beats」に収録されていたもののよう。去年からオーストラリアとは交流があったのか…
King of the Beats
これの声ネタってひょっとしたらDJ Hasebe "Get Out!"と同じ?

"Taste"や"Unfair"なんかはシンセの音が印象的でどこかデトロイト・ソウルにも近いスペーシーな雰囲気。「Wines & Spirits」の"Danger"や"Deliver Me"なんかの延長上と言えるかも知れません。
"See Me"は昔からのラサーンの雰囲気に近い感じかな。ただ「Wines & Spirits」を経由して聴いてみると、すごくPrinceっぽい曲ですよねこれ。素敵です。

先にSugaRushのリリースがあるかとは思いますが、ラサーンの次回作も早くも楽しみになるEPです。



そうそう、来日公演といえば、来日メンバーが発表されています。
Rahsaan Patterson (Vocals)
Octavia Pace (Back Vocals)
Traci Brown (Back Vocals)
Kenneth Crouch (Keyboards)
Craig Cooper (Guitar)
Raymond McKinley (Bass/Guitar)
Gorden Campbell (Drums)

意外にも最近ソロ作が発表されたラサーン・ファミリーのRa-Re Valverdeが不在。
ジル・スコットのバックで忙しいみたいですね。
同じくTrina Broussardは最初発表されたときは名前がありましたが、いつの間にかOctavia Paceに変わってます。
代わりの?バックコーラスであるTraci brown & Octavia Paceは、ラサーンの"Higher Love"のバックコーラスに揃って名前が見られます。

TrayBlack & Timothy
Traci BrownはこのTrayBlackのようです。プロフィールに並ぶ、今までの仕事歴の名前の数が尋常じゃないですね(笑)リリースは無いようですが、マイスペには自身の曲もアップされてますね。"Hypnotized"なんか良い曲です。
↑の写真の右側はラサーン "Higher Love"のプロデュースを務めたTimothy "Twizz" Bailey Jr.君ですが、ダンナらしい。トレイシーさんどう見ても(キャリアから考えても)けっこういってると思うんですけど若いのつかまえましたねえ

Octave & Rahsaan Patterson
Octavia PaceはのMySpaceはこちら。なかなかのビッグママですね。でも意外や?びっくりするくらい歌声がTweetに似てますわ。特にMarcellusとかいうこれまた素晴らしい声の男シンガーとのデュエットになってる"Main Cource"とか激素晴らしい!!!
これは要注目ですね。

Kenneth Crouchは前回も来てましたね。9月のRachelle Ferrellぶり(笑)
ギターはGerald Levertとも縁深いベテランCraig T. Cooperですね。
Raymond McKinleyは、アンヴォグの時にも来てた人かな?(たぶんEW&Fとかでキーボード弾いてるMyron McKinleyの血縁かと思いますが)
Gorden Campbellはこの人と思われ。
うーん楽しみだ。
ラサーン・パターソンの最新作は9月にリリースされた「Wines & Spirits」ですね。

ワインズ&スピリッツ
01. Cloud 9
02. Delirium (Comes and Goes)
03. Feels Good
04. No Danger
05. Pitch Black
06. Time
07. Stop Breaking My Heart
08. Water
09. Deliver Me
10. Oh Lord (Take Me Back)
11. Higher Love
12. Stars

2004年に発売された前作「After Hours」が、元々はMCAで2001年頃に発売予定だった「The Best」(MCA閉鎖の煽りを受けて発売できず、タイトルを変えてインディからリリースに漕ぎ着けた)であることを考えると、実に6年ぶりくらいの新作と言えますね。
ファースト「Rahsaan Patterson」('97)、セカンド「Love In Stereo」('99)ときて、その2作を極めた彼の最高傑作と評された「After Hours」は一連の流れにある作品であり、ラサーン音楽の第一章の頂点であると見なせるでしょう。
ラサーン・パターソン ラヴ・イン・ステレオ After Hours (UK) After Hours (JP) After Hours (US)
なればこそ、レーベルの閉鎖、お父さんの死去など様々な環境の変化を受けながら、ようやくリリースできた「After Hours」の高い評価を経て、このブランクの間に彼の音楽性が少々変化していったとしても納得のできる話です。なにせ、3年ではなくその倍近く期間を空けたのですから。
(ライナーノーツを書いた松尾潔さんは英国Domeのコンピ「Soul Lounge」シリーズに継続的に楽曲を発表したと書かれていますが、あれは未発表曲やアウトテイクの類で、新録ではないと思います)

spiritsの掛詞で、酒屋の看板「ワインと蒸留酒」にクリスチャンな「ワインと聖霊」という俗に聖を結びつけるタイトルや、白を強く打ち出したジャケットのアートワークなど、今回はどこかスピリチュアル。
ワインカラーは以前からオフィシャルサイトでも使用していたし、Keith Crouchとのコンビ時のプロダクション名義はBurgundyBlue Entertainment(burundyはワインで有名なブルゴーニュ、もしくはブルゴーニュ産の赤葡萄酒のような暗い赤色という意味)だったり、ワインがキーワードでもあります。今回のダウンロードオンリーのEPも「Taste」ですし、引っ掛けているのかも知れないですね。

今作は第二章の幕開けであり、以前の作品とはある種の断絶があると思います。今作に"So Fine"、"So Right"、"So Hot"に続くSo〜シリーズが無かったのもそのせいかと。
Princeの最高傑作と誉れ高き「Sign 'O' the Times」の名前を挙げて評価する文章をいくつか見ましたが、ロック的な荒々しいファンクネスが強く支配的な#01、80's風サウンドのポップな#04、歌い方までラフになったギター・ロック#05といった曲は確かに今までになくプリンスを思い起こさせる曲だし、ややコミカルな展開がラテン風グルーヴに乗るユニークな#02、柔らかな生音に美しいコーラスがメロディを際立たせる#03、ループトラックにJohnny Onyxのラップ(正体はKeith Crouch)を乗せたヒップホップ・ファンク#06、John 'JUBU' Smithの爪弾くギターのメロディにそよ吹かれる得意のゆるやかなミディアム・バラッド#07、水の中にいるような浮遊感と、どこか遠くから聞こえるようなファルセットのやるせないため息に頭がぼうっとする#08、その続編のようにコーラス部分で突然リズムを変え、溺れ、愛を懇願する#09、ゴスペリックなブルーズ・ロック#10、一転して晴れやかなゴスペル・ファンク#11、まるでミュージカルで自身の人生を歌う女優のように栄光と挫折、その孤独と苦悩を切々と吐露するジャニス・イアンのカヴァー#12といったようにヴァラエティに富んださまもなるほど、プリンス的です。

ラサーンはインタビューにおいて、自身の音楽に貼られたネオソウルというレッテルを否定しています。ロック的なアプローチは、音楽面のみならず内省的な詞世界においてもまさしくネオソウルという言葉で括られるアーティスト達の中ではここ最近顕著ですが、これも一種の「ネオとの離婚」の潮流なのでしょう。特にプリンスのようなファンク、ロック、ブルーズのスタイルへ向かう以外にも、フリーソウルやブルーアイドソウルを意識したようなスタイルも見受けられます。

Keith Crouchとも自身の作品でタッグを組むのは初めてですが、「Wines & Spirits」がヴァラエティのある内容になったのは、今までの作品と異なりAudius Mtawaira("Stop Breaking My Heart")、Ian Read("Water")、Jarrad Rogers("Oh Lord")、Timothy "Twizz" Bailey Jr.("Higher Love")、Brian Bromberg("Stars")など初顔合わせとなる面々を多く起用したことが直接の要因でしょう。
そのどれもが後半の曲なのは興味深いことです。実際、後半は特に"Water"、"Deliver Me"、"Stars"といった曲が新路線を感じさせます。

アルバム中最も興味深いのが最後に置かれた"Stars"でしょうが、やはり今作の象徴と言えるでしょう。かって10代で衝撃的なデビューを果たしたものの5枚目のアルバムを発表した後に沈黙してしまったジャニス・イアンが、3年ぶりに復帰作として発表した「Stars」の表題曲。元々は7分を越えるこの曲、ラサーンのカヴァーでは構成が変えられ、いくつかの歌詞が省かれています。最初に
I was never one for singing what I really feel/Except tonight, I'm bringing everything I know that's real
と前置きがあり、途中の
Some make it when they're young
の段や、
Perhaps pretending/you never saw the eyes
以降が全て省略されています。
具体的にどういう理由かは分かりませんが、詞世界も重要なシンガー・ソングライターの曲をカヴァーするのに、歌詞を一部省くというのはやはり意図的な理由があるのでしょう。恐らくはインタールード的なアウトロとするために曲を短くしたのでしょうが、詞を選り分けて、ジャニスの非常にプライヴェートな心情を避けたのかも知れません。そう考えれば逆に残った詞部分こそ彼が敢えて今、歌いたかったことなのかも。

スターズ~ジャニスの私小説
(Roberta Flackが取り上げて話題になった"Jesse"も収録のアルバム)

長くなったのでRa-Reのソロ作についてはまた別の機会に。


Rahsaan Patterson - Oh Lord (Take Me Back) (live at Yoshi's Jack London Square)

こちらはラーレイとトリーナがバック。

Wines & Spirits EPK (Lalah Hathaway interviewed Rah!)








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